実践ガイド

CRMなしで、サイトの問い合わせをTelegramでさばく

チャットだと問い合わせは流れて消えます。ステータスとリマインダー、共通の受信箱があれば、取りこぼしは防げます。

要点。 CRMなしでサイトの問い合わせをTelegramで扱うには、フォームをFormgongに接続し、個人チャットかグループを結び付けます。各メッセージには返信、対応済みにする、スパムにする、ダッシュボードで開くがあります。返信は状態を変えません。対応済みにするは完了にします。管理画面では新規、対応中、返信済み、完了を選べます。1日1回のリマインダーは、24、48、72時間より古い新規の問い合わせをまとめます。完全な記録は受信箱に残ります。

Formgong team更新

CRMなしで、サイトの問い合わせをTelegramでさばく
CRMなしで、サイトの問い合わせをTelegramでさばく

Telegramは速い。だからこそ問い合わせが消える

小さなチームにとってTelegramは最速の経路です。問い合わせは普段から開いているアプリに、スマホへ直接届きます。メールボックスや別のCRMを開く必要はありません。

ただしチャットは流れです。新しいメッセージが前のメッセージを画面外へ押し出し、昨日誰も拾わなかった問い合わせは今日見えなくなります。通知は届いたのに顧客は返事をもらえない、という「忘れられた問い合わせ」はこうして生まれます。問い合わせフォームに本格的なCRMは多くの場合過剰で、1日数十件に案件管理や通話記録は要りません。必要なのは三つだけ — 各問い合わせのステータス、未対応分へのリマインダー、後から探せる副本です。これをTelegramの中に組み立てます。

Telegramのボタンと管理画面の四つの状態

新しい問い合わせは新規から始まります。記録には四つの状態があります。新規、対応中、返信済み、完了です。問い合わせページでは、所有者がメッセージの対応状況で状態を変更します。スパムと保留中の問い合わせではこの操作は出ません。

Telegramのメッセージは、この四つの名前をボタンにしません。フォームに結び付いたチャットのボタンは次のとおりです。

  • 返信は、訪問者がメールを残していればメールアプリを開きます。リンクは署名付きのリダイレクトです。メールがなければ、Telegramはダッシュボードで開くよう知らせます。返信は状態を変えません。
  • 対応済みにするは状態を完了にします。受信箱では対応済みに並びます。対応中や返信済みにはしません。その後ボタンにチェックが付きます。
  • スパムにするはスパムの印を付けます。新規、対応中、返信済み、完了は変えません。スパムは毎日のリマインダーから外れます。メッセージにはダッシュボードで開くが残ります。
  • ダッシュボードで開くはその問い合わせを開きます。状態は変わりません。

ボタンはそのフォームに結び付いたチャットだけで動きます。結び付きのないグループの人は記録を変えられず、切断したチャットはボタンに応答しなくなります。管理画面での変更は記録を更新します。すでにTelegramメッセージにあるボタンは書き換えません。

1. フォームとチャットを接続する

まず問い合わせを届く状態にします。Formgongでキーを取得し、メールを確認し、サイトを接続してください。HTMLの完成例とLovable用の指示ガイドがあります。

次にチャットを結び付けます。個人チャットはフォーム設定のリンクから、グループは/connectコマンドに新しい一回限りのコードを付けて送信します。このコードはaccess_keyとは別物です。手順と確認はTelegram接続ガイドにまとめてあります。

Telegram
/connect YOUR_CONNECTION_CODE

2. 個人チャットかチームグループか

一人で対応するなら個人チャットが向きます。複数人ならグループです。全員が新しい問い合わせを見て、拾った人がボタンでステータスを変えます。

顧客データの扱いに注意してください。グループに届いた問い合わせはメンバー全員が見られます。繊細な問い合わせは個人チャットに残し、共同対応用に適切な構成のグループを作りましょう。代理店や複数プロジェクトなら、クライアントごとに別グループを。Telegramはアカウント単位ではなくフォーム単位で接続します。

3. 未対応の問い合わせへのリマインダー

ステータスは「誰が何を引き受けたか」を解決します。残る半分は、誰も拾っていない問い合わせです。フォームのTelegram設定にリマインダーがあり、24・48・72時間から選べます。初期状態はオフです。

1日1回、Botが接続済みチャットへ一件のまとめ通知を送ります。選んだ時間より古い未対応の新規問い合わせが何件あり、どのフォームのものかを示します。迷惑送信、保留中の問い合わせ、インポートした履歴は数に入らないので、通知は騒音になりません。規律の代わりではなく保険です。ステータスのないまま1日置かれた問い合わせは、必ずもう一度誰かの目に触れます。

迷惑送信・データ・この方法の限界

迷惑送信ボタンを押すと、その問い合わせは流れから外れ、リマインダーにも出なくなります。大半のBotはそもそもチャットに届きません。honeypotが止め、必要に応じてTurnstileが追加の層になります。

Telegramは通知経路であって保管場所ではありません。各問い合わせの全フィールドを含む完全な記録はフォームの受信箱に残り、CSVエクスポートもそこで使えます。データはEU管轄のCloudflare D1に保存されるため、GDPRが関わる問い合わせでも「メッセンジャー上の雑談」ではなく、副本のある管理された記録になります。限界も正直に書いておきます。案件管理、営業スコアリング、通話、CRM連携が必要なら本格CRMの領域です。ステータスとリマインダーは「サイトの問い合わせを失わない」という要求を満たし、多くの小さなチームにはそれで十分です。

ボタンやリマインダーが動かないとき

ボタンを押してもステータスが変わらない
ボタンは接続済みチャットで、そのフォームの問い合わせにだけ効きます。チャットが結び付いたままで、Botがグループから削除されていないか確認してください。
管理画面の状態とTelegramのボタンが一致しない
対応済みにするは記録を完了にします。その後の管理画面の変更は記録を更新し、すでにTelegramメッセージにあるボタンは書き換えません。保存された状態を見るには問い合わせページを再読み込みしてください。
リマインダーが届かない
フォームのTelegram設定が24・48・72時間になっていて、オフでないことを確認します。対象は「新規」状態の問い合わせだけです。すべて対応中なら、何も来ないのが正常です。
グループに問い合わせは届くのにボタンがない
そのグループがこのフォームに/connectと新しいコードで接続されているか確認してください。接続コードはaccess_keyではありません。

よくある質問

自分のTelegram Botを作る必要はありますか?

ありません。FormgongのBotを使います。個人チャットは設定画面のリンク、グループは/connectと新しいコードで接続します。Botトークンがサイトのコードに入ることはありません。

これはCRMの代わりになりますか?

なりません。サイト問い合わせ向けの軽いワークフローです。ステータス、リマインダー、受信箱があり、案件・販売パイプライン・通話管理は本格CRMの役割で、問い合わせフォームには通常不要です。

ステータスを変えられるのは誰ですか?

フォームの所有者は、スパムでも保留でもなければ、問い合わせページで新規、対応中、返信済み、完了を選びます。結び付いたTelegramチャットでは、対応済みにするが完了にします。返信は状態を変えません。スパムにするはスパムの印であり、対応状況ではありません。管理画面の変更はTelegramメッセージのボタンを書き換えません。

Telegramとリマインダーの費用は?

プランに含まれる通知経路です。Freeはアカウントごとに月300件まで。リマインダーは初期状態でオフ、フォームごとに有効化します。

参考資料・ドキュメント

このガイドの公式資料: Telegram: bot deep links, Telegram: inline keyboards. Formgongドキュメント, データの保存場所.

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